進級したり進学したり、クラス替えなどこれまでの人間関係に変化が起こる時というのは大人でもドキドキするのではないでしょうか?


こんにちは。
ライフコーチの荻野夏帆です。

(これは2014年8月30日に投稿した記事です。)

今日は本の紹介です。
友だち幻想 人と人の〈つながり〉を考える』。

 

8月に入り、子供の夏休みが始まったのをきっかけに人とのつながり、自分の中の安定した状態とのつながりがプツッと切れてしまったかのような感覚になり、ここひと月はもがき苦しむような心境でした。


そして夏季保育が始まり、久しぶりに顔を合わすお母さん方やお子さんたちと交わすほんの少しの会話や笑顔に元気をもらい「やっぱり私は人と実際に会って話すことで心が満たされていたんだなぁ」という事を再確認したのでした。


さて、そんなネガティブな状態かつ疑心的になっていた時、上記の本に出会いました。


自分が親になり社会のルールを教える上でなぜそのルールが必要なのかを理解していないために、聞かれても答えられないと子供は納得しないだろうし、私自身、ずっと「なぜ?」が解消されずにただ怒られたくないという理由で嫌々ルールを守ってきた時期がありました。


「なぜ人を殺してはいけないのか?」

この答えがとても気持ちよく、また自立支援、存在承認を提供しようとしている身としては、人との距離感と他者との境界について、また学校生活で常識とされてきた考え方と社会で起こりうることとのギャップにどう対処していくべきかなどが、一人の子供の親としてもとても参考になりました。



著者さんは大学で社会学を教えて見える方のようですがこうして教育に関わってこられた方と言うのはリアルタイムに若者の考え方、行動などの移り変わりを見てきているので、しばらく社会人として子供との交流が途絶え、子供ができた時に久しぶりに学校というものを知る私には知り得ないジェネレーションギャップの遍歴を学べて、若い世代の人を理解する事にもとても役に立ちました。


もちろん本を鵜呑みにしてひとくくりにするのではなく、出会った人、一人ひとりを知る事が本当の意味での相手を知る事になるのだと思います。


もし仮に本当に今も学校と言うところが人と違う事をしてはいけない閉鎖的なルールがあるのだとしたら、この本は学校のルールから解放された自分の責任で言動する事ができる大人の方が実践しやすいのではないかという印象もありましたが、実際にこの本を読まれた若い学生さんたちにはどのように受け取られるのかも興味深いものです。


著者さんのようなものの見方も選択肢の一つとして、学校の中で紹介されていくと面白いなぁと思います。